本来、お焼香というものは、仏前の香炉に香を薫じ、礼拝供養するのが本当の意味であります。
お焼香には、1回、2回、3回するのがあります。
1回するのは、一心不乱に、霊を念じ香を薫じる。
2回するのは、戒香(心身を清める)。定香(心身が清浄となる)
3回するのは、三毒の煩悩(むさぼり。いかり。おろかさ)を焼き捨てる事などの意味です。
精霊への供養の場合は、一回が本儀に思われます。
次に作法(動作)のことですが、お焼香するには、まづ右手の親指と人差し指で香をつまみ、そのままこれを仰向けて左のたなごころで受け、うやうやしく頂き、おもむろに薫じます。