歳をとったらの詩
- 歳をとったら、でしゃばらず
憎まれ口に泣き言に
人の陰口、愚痴言わず
他人のことは褒めなはれ
聞かれりゃ、教えてあげるけど
知ってることでも知らんふり
いつでもアホでいるこっちゃ
- 勝ったらあかん、負けなはれ
いずれお世話になる身なら
若いもんには花持たせ
一歩下がって譲るのが
円満にゆくコツですわ
いつも感謝を忘れずに
どんなときでもへぇおおきに、ニコニコと
- 昔のことはみな忘れ
自慢ばなしは、しなさんな
わしらの時代はもう過ぎた
なんぼ頑張り、力んでも
身体が言うこと聞きまへん
あんたは偉い、わしゃあかん
そんな気持ちでおりなはれ
- お金の欲は捨てなはれ
なんぼゼニ金あってでも
死ぬとき持ってゆけまへん
あの人はええ人やったと言われる様
生きてるうちにバラまいて
山ほど徳を積みましょう
- というのは、表向き
ほんまはゼニを放さずに
死ぬまでしっかり持ちなはれ
人にケチやと言われても
お金があるから大事にし
みんなベンチャラ言うてくれる
これほんまやで
- 吾が子に孫に世間さま
どなたからでも慕われる
ええ年寄りになりなはれ
ボケたらあかんその為に
なんか一つ趣味もって
せいぜい長生きいたしましょう